企画書

商業出版したいなら「出版企画書」が必須です。

商業出版に関しては色々な人が、さまざまなことを発信しています。

その中でまことしやかに言われているのが、、

・出版企画書なんか要らない

という発言。

完全なポジショントークになっているだろうし、これから私が書こうとする内容もある意味「一編集者視点」からのポジショントークです。

だから、いろんな意見があると思います。
それは何も悪くはない、と感じます。

でも「出版社の編集者としてやってきて」「ビジネス・実用書の他社の編集者とも付き合いがあって、ざっくばらんなコメントもらってきた人間」の意見として読んでもらえれば幸いです。

企画書を持ち込まれる「出版社の編集者」サイドから言わせてもらえれば、、これから「初めて」出版する人でも、「著者」であっても、、、

あなたが「出版社に対して企画を持ち込んで、出版したいのであれば」(ビジネス・実用書の出版業界だと特に)、、

「出版企画書」要ります。

 

って話です。 

はい。ここ大事です。

だって。。

「出版したい人」は残念ながら出版社の編集者からしたら「どこの馬の骨?」ですから。

失礼なの承知ですけど、こういう認識です。 

持ち込み者は「お客様」ではないので、、

「あなた誰?」

「どんな人で、どんなことやってきて、どんなコンテンツがあって、どんな本が書けて、売る本作れる人ですか?」 

・・・こう見てきます。 

はい、、、とっても失礼な話です。

でもこれ普通です。 

だから・・・

「紹介したい人がいるので、一度話しさせてもらってもいいですか?」みたいな話をKADOKAWA時代にもよく経験しましたが、ぶっちゃけ、、

「うーん、めんどくさいな」

が本音でした。

はい!
再度、超絶失礼な話ですな。

でも誠に申し訳ないんですが、編集者はメーカー会社のスタッフであって、コンサルでもコーチでも企画書添削屋でもなく、無料ボランティア集団でもありません。 

あなたの本を出版します!なスタンスでは絶対ありません。商業本の出版社は。 
(「あなたの本を出版します」は自費出版サービス会社の売り文句なんで、その方向でやりたいなら自費出版サービス会社にいきましょう。最大大手は文芸社でしょうかね)  

その意味でも、「この人お金になるコンテンツ書き出せるのか?」とめちゃ”疑惑の眼”で見てきます。 

編集者と話をするなら「手ぶら」でお話しするのではなく、出版企画書は持参した方がいいですよ、ってことです。 

 

で。 

そこでもできる限り「あ、これ本にしたいな!」と思える企画書を持参することです。 

KADOKAWA時代「自分が書きたい本のことを、簡単にまとめて資料として持ってきました」というビジネスパーソン、いたりしたのですが、、

その資料が、「メモ」程度でしかなくて。。

そのメモもあんまり「すぐに売れる本の企画に仕立てられそうな、コンテンツは全然載ってなくて」。。

結局、2時間くらい話をさせてもらって、、

「あー、ではまた何か考えがまとまったら、連絡させてください」って話を切ることが多かったですね。

思えば、本作りのメーカー会社のスタッフなのに、、なんかコンサルタントやプロデューサーみたいなことやって、、ちとよくなかったなあ、、、と思い出すにつけ、感じるものです。

 

編集者は「コンサルタント」でも「出版プロデューサー」でもないです。

 

だから重ねて申し上げたいのです。

いい「出版企画書」を出版社に提出しませんか?
売れる本の、売れるコンテンツを持ち得ているとアピールできるような「出版企画書」を作って、持っていきませんか?

そういう企画書を出していきませんか??

 

そのほうが、話が圧倒的に早いのです。
 

だって、あなたは本を出版したいのでしょう? 

編集者と繋がったり、お話したい、ってだけじゃないですよね? 

よく古いタイプのビジネスパーソンで「とにかく編集者と繋がっておけば何かなるかも」みたいな発想ある人、まだまだ多いと思うんですが、、 

今の編集者や出版社のスタッフ、、そういうの「非効率!」って感じでかなり嫌うので。。。 

私はオススメしないです。。。 

優秀な編集者ほど、「ただ話しするだけ」「ただ打ち合わせするだけ」に時間は使いたくないはずなので。
 

企画して、企画会議出して、本にして、売る!売れる本!をガツンと作って、ノルマ達成させたいし(編集者は制作&販売ノルマ持ってるんですよー)。。

面白い仕事したい! 

・・・こう思っている編集者は、多いはずなんです。 

少なくとも、私はそうだったんですよね。 

だから「編集者と繋がればなんかあるんでは」的発想は避けて、現実的に「出版をするための道のり」を歩んだ方が良いです。 

その意味でも「企画書」はやっぱり必要だし、それも「自分が書きたい本の企画書」ではなくて、書籍として販売して売れる「出版企画書」を書かれることが最速ですね。

 

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