出版マインド

エベレスト登頂と出版の相関関係

書籍編集者・商業出版プロデューサーの渡邉理香です。

 

 

私の大好きなテレビ番組『世界の果てまでイッテQ!』でイモトアヤコが世界最高峰に挑戦する企画はいつも興味深く見ていました。
人間の地上の世界とはまったく違った気候や景色、そして強靭なメンタルとフィジカルを要求される過酷な環境。一気一優しながらイモトがエベレスト(チョモランマ)やマッキンリーの頂きを目指し切磋琢磨する姿には感動と新たな興奮さえも覚えます。
で、そういった「世界最高峰」へ挑むのと同じように、出版も「準備」が大いに必要だなあと改めて思うわけであります。
エベレスト(チョモランマ)のぼるぞー!って目標をたてたとしても、「さあ!早速行動だ!」っていってすぐにネパールへいって、いきなり登り始めてその日のうちに登頂するってこと…できないですよね? 

 

 

エベレストにのぼるには、何回かそれなりの標高の山に登って高山にて体を慣らしておくことが必要だし、氷河の上を歩くのでその体力トレーニングも重要。エベレストには「多額の登山料」が必要になってくるし「ガイド」や「登山スタッフ」もつけなきゃいけない。

 

ネパール国内での移動もなかなか日本のようにはいきません。高山で山あいの地形が重なるネパール国内は移動にも時間もかかる(飛行機が出ないことも多いですから)。

 

それを実現するための「資金集め」もカギになる。
そしてエベレストの頂きにアタック!っといっても、まず麓までいって、体をならして天候をみながら登頂までの距離を詰めて、最終アタックの日取りや天候・時間を決めて一気にのぼる…などなど。。
なかなかに、綿密な計画と予算と時間…体力をふくめたあらゆる「準備」が必須になってくる。
   
 

 
商業出版するにしてもこの「山登り」と似たところあるんじゃないかな〜って思います。

 

企画を構築するための「準備(ビジネス活動や発信)」、販促にいかすための「発信」の「準備」、企画書を仕上げるための「準備」、企画書を送ったり編集者へアプローチするための「準備」、企画会議に諮ってもらうための打ち合わせがあったり、足りない資料は追加提供する…などの「準備」。
いざ企画が通過して本が出ることになった!となっても、執筆を始めとした「原稿作成の準備」があるし、そこから編集してゲラにして、カバーまわりつくって確認して校了して印刷製本して…と世に出すための準備がまだまだやってくる。
並行して「販売」の準備もさらに行っていかないといけないので…まあ、ほんと著者ふくめ関わるスタッフは製作が進むにつれてどんどん増えるし、やることもたくさんでてくるわけで。

 

本出したい!と思っても、やっぱり”瞬間的”には叶わないんですよ。

現実的にはね。はい。

そこまでの道のりは「山登り」のように”えっちらおっちら”と歩むケースが多数なわけです。

 

 

結果的に「夢を叶えるための備え」を日頃からどれだけコツコツしているか、ってことではないかな…って思います。
すぐ出版して、華やかに売れている!と見える著者いますけど、あれ、やっぱり見えないところでそれまでの「備え」を十分していたりします。
エベレスト(チョモランマ)の頂きにいつでもアタックできるよう、あらゆる備えをしてそのチャンスがきたら、すぐに掴んで目標達成するように、日々準備をして、力をつけておくことで「チャンスの紐が降ってきたら、即つかむ!」ってことでもあるでしょうか。

 

商業出版で自分なりの成功と幸せを獲得できる人と、そうでない人の違いって、こういったところにあると感じます。
出版をする!と決めるのは重要。でも「焦り」や「正しくない努力や行動」はすぐに足元を救われます。

 

すぐ出せなくても「準備」を怠らず、ひとつひとつステージをクリアしていくことで、実現に近づけるものなのです。

 

 

 

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