著者VOICE

【出版迷子からたどり着いた究極の答え。本を書くことは「与えられたライフワーク」だった!】鈴木進介さんインタビュー

編集プロデューサーの渡邉理香です。

 

 

本日は『1分で頭の中を片づける技術』(あさ出版)問題解決のためのセパレート思考』(フォレスト出版)『1日10分じぶん会議のすすめ』(WAVE出版)など10冊以上の著作をもち、著者としての活動がますます期待できる経営コンサルタントの鈴木進介さんに、インタビューを遂行しました!

 

 

鈴木さんとは、KADOAWA時代からおつきあいがありまして、個別には鈴木さん主催の読書会「どく友会」でもお世話になっております。
ちょうどインタビュー日はその「どく友会」の前時間をあけていただき、バリッとスーツで法人向けの研修やお仕事をされている普段のイメージとはまた違った雰囲気で、出版にまつわる萬ごとについて、お答えいただきました!

 

本をだして一発逆転!を本気で考えていた…!?

 

 

―――鈴木さん、あらためてよろしくお願いいたします!まずは、出版をしよう!と考えたきっかけをお聞かせいただけますか?

 

ずばり結論から申し上げます。

独立して、コンサルタントとして「仕事をとる」ための広告・宣伝ツールとして出版を考えていました。

私は、25歳で起業し、事業体を変えながら26歳のときは、経営コンサルタントとしてやっていたものの、広く広告・宣伝する媒体をもっていませんでした。

お金も十分になかったこともあって…、とにかく仕事をとって稼ぎたかった。

その時に考えたのが「商業出版」でした。

「本をだして、一発逆転!ビジネスを拡大させるぞ!」っと・・・、今になって思えばアホな考えですが・・・、当時は真面目に考えていましたね(苦笑。

SNSが全く発達していない時代です。

ブログさえもまだ無かったし、メルマガもようやく「まぐまぐ」が出てきて広まり始めたころでもある。小冊子配布という考え方も、成熟していませんでした。だから、自分で発信や宣伝できるツールって、今と比べればほんと皆無に等しかったんですよね…。

広告にかける予算もなかったから、もう「出版しかない!」って本気で考えていました。

エッジがたつだろうし。

97%の思いが「ビジネスのための宣伝広告ツール!商業出版なら、無料で出せる広告だ!」となって、燃えてましたね。

 

 

――――わ〜!なるほど、商業本に対する「欲」が満載ですね(笑

 

 

ですよね・・・(苦笑。

でもこれも言わせてください。

残りの3%はね・・・純粋に「アウトプットが好き」だったんです。

何かを書いて伝えるのも抵抗ないタイプだし、それも苦とも思わない。

声に出して伝えるのも好きです。だから講演も問題ない。

むしろ「得意」なことです。

だからこれもぶっちゃけですが・・・「著者業に純粋に憧れていた」わけですよ〜。

それが力になっていたのも事実です!

 

 

―――― なるほど!3%のピュアな思い、とても興味ふかいところです。でも鈴木さんはそうやって「出版しよう!」と思って結果数年間のブランクを経て自著の1作目がでてますよね。この期間に関して、どのように考えたり行動していらっしゃったのか、教えて下さい。

 

 

ここの詳細については、私の「note」の記事をご確認いただけたらと思います。

相当詳しくそれらの経緯をアウトプットしたんで。

もう大記録といってもいいほどの永久保存版なエピソード満載です。

 

「何者でない僕でも出版できた」
https://note.mu/suzuki_shinsuke/n/n3b25bfeb71e1

 

 

でも、本記事で簡略に言うとすれば、「自分のビジネスの実力が圧倒的に足りてない!」という事実がまずあった。

伝えたいという思いと情熱「だけ」しかなかった。

人の心をうごかしたり、有無もいわせず説得できるような経験や実績は希少。

 

そりゃそうですよね…。

 

「仕事をとろう!」なんて言ってる段階のある意味「売れてないコンサルタント(経営者)」であったわけですから。

 

人に「ありがとう」をたくさん言ってもらってないうちから、本なんて書ける・出せるわけがない。

 

実績や事例がないから、ネタやディープなコンテンツも皆無だし。

 

でも当時は、それこそやる気だけは溢れていて「日経新聞の記事を解説する風」「ちょっと評論的に書けいたらOKだろう」という、なんとも浅い気持ちで、本は書ける!出せる!て思っていた。

 

藁をもすがる気持ちでもあったけど、結局「売れないコンサルタント(経営者)」という現実は立ちはだかったまま。

 

だから、いったん「商業出版への夢」を捨てて、切り替えました。

 

地道に営業かけたりしながら「本業を充実させていこう」と、頑張って仕事をしましたね。

 

 

編集者から「初オファー」!でも意外(?)な結末に…。

 

――――なるほど!これって、本を出したい!書きたい!というビジネスパーソンのなかにもいますよね。本業がしっかり生計たてられていないうちから、「本を出せばなんとかなる」みたいに思っている人。でも、その「苦い現実」に早々に気づかれて本業で成果出す!といった行動をとられたのは、素晴らしいと思います!

 

 

 

ありがとうございます。

でもいったん出版を諦めて、本業にきちんと専念しているなかで月日が経ち、そうこうしているうちに商業出版の会社の編集者から、思いもかけずご連絡をもらったんです。

それまで自費出版のお誘いもあったし、自分は自費出版を決して悪いものだとはおもっていないのですが、それでも「商業本」を出したい!という気持ちは変わらなかった。

だから勧誘あっても、お断りしていまいた。

(まあ…ぶっちゃけ言えば、お金が足りなかったというのもあるんですけどね(苦笑))

 

でも引き続き商業本を出すという目的を抱きながら仕事はやって、目立っていこうと行動もしていました。

 

そんななかで、「鈴木さんが行なっている事業(当時は企業向けの新規事業開発)のテーマが商業本の企画として適切かと思い、企画会議にもかけたいから、一度お話を聞かせて欲しい」という連絡をもらったんです。

 

結果的にテーマやジャンルのマーケットの小ささが影響して、そのお話は実現にいたらなかった。でも「初オファー」でしたからね!きちんと商業本の編集者から、商業本の企画で連絡いただいたのは嬉しかったですよ。

 

その後も、初オファーをいただいたその編集者さんとはメールでの近況報告など、付かず離れずお付き合いをおこなっていたんですけど、ちょうど「フリーミアム」のビジネスモデルが書籍『FREE』で紹介されていて…。

 

本がベストセラーになったおかげで、このビジネスモデルを解説し、経営に生かそうよってセミナーを自分でも行っていたんです。

 

そこへ、かねてからおつきあいのあった編集者をよんで、一度見てもらって「あ、これはいい本の企画になりそう」ということで出来上がったのが『価格を無料(フリー)にしても儲けがでる仕組みのつくりかた』(明日香出版社)です。

 

 

 

―――わ!すごいですね。「出版」を意識してからあしかけ数年…、ようやく本を出されたんですね。

 

 

そうですね。

だからこそいえますが、やっぱりビジネス・実用書の著者は文芸の作家さんとくらべて、「本業」をしっかりやっておこうよ!ってことです。

本業を羽ばたかせておくことは、大事ですね。

売上をあげて、ビジネスや会社を成長させていくことで、多くの人の注目を集めやすくなる。そこから、編集者にも見つけてもらいやすくなって、出版の声もかかりやすいし、実現しやすくもなる。

企画書を書くことを学ぶのももちろんいいけど、本業を充実させるほうが早いと思います。

 

 

――――なるほど!そこから、鈴木さんの快進撃がはじまりますね。順調に2冊目・3冊目と続いていったんじゃないですか?

 

 

いやー、全然そんなことなくて(笑。

てか、またしても「現実」にぶち当たったわけなんですよ。

それが「本を出したからといって、仕事が思うように舞い込むわけではない」って現実です。

そして、2冊目のオファーもこなかったですよ(苦笑。

だから「ああ、難しいものだなあ!」って実感しました。

「出しただけ」では、ほんと何も変わらないのですよね…。

 

それ以上に「苦い現実」だったのが、本屋さんの店頭に置かれてたのに、「3週間ですぐに自分の本がなくなっていた!」という点です。

 

本は委託販売で返品がききますからね。いったん新刊としておいてくれたのはよかったですけど、売れ行きがいまひとつ・・・と判断されたら容赦なく、本が売り場から取り上げられ出版社への返本にまわってしまう。

思っていたほど、本って売れないんだ!ってまざまざと感じさせられた貴重な経験です。

 

だから、そんなに順当に2冊目も出版できたわけではないんですよ。

 

 

思うような著者活動ができない現実がたちはだかる……!?

 

 

―――うーん…なるほど、人によっては「出版したけど、なにも変わらない」ということがありますよね…。でも、そういった現実も出版の世界の独特なところかもしれません。

 

 

ちなみに2冊めなんですが…、これは「鈴木さんはすべてにおいて行動が早いね」という、1冊目をだした出版社のスタッフからの感想というか、そういう発言みたいなところから糸口になってできあがったといって過言ではありません。

1冊目を出したとき、担当編集者もそうですが、出版社の営業のかたとか役員や社長のかたとかと面識はできるわけです。

そこで「鈴木さんは、連絡したらすぐにレスくれるし、あっという間に原稿や必要な書類が整って返信されてくるから、すごいね。仕事はやいね!」という印象がつきました。

 

自分でいうのもなんですが、たしかに私は行動がはやい方だし、意思決定もはやい。考えて次のアクションを起こすこともはやいタイプです。

 

それを、出版社との仕事のなかで見せていくことができたおかげで、編集者から新企画の提案をもらって、本になった。それが2冊目の『「すぐやる」人になるための仕事のやりかた・考え方』(明日香出版社)です。

 

この本は増刷もして、スマッシュヒットを飛ばしましたね。

 

 

――――おー!素晴らしいですね。ではここから3冊目・4冊目とどんどん出版も進むわけですね。

 

 

といきたいところなんですが…、これも「落とし穴」が待ち構えていて…。

 

それというのも、1冊目と2冊目のテーマやジャンル、そして自らのビジネス・ステイタスと「異なっている」ということに気づいたわけです。

 

私は、もともと経営コンサルタント。でも出した本をみれば、1冊目はまあ経営に関することだけど、2冊目は…自分のビジネスや方向性とあんまり…一致していない。

 

だから結局…「何屋さんなの?」という現象がでてきています。

 

 

それは、3冊目でも「うっかりと」浮かび上がってくるんですよね…。。

 

 

―――たしか…『1分で頭のなかを片づける技術』ですよね。これは増刷もして、ヒット作になりましたよね。。。。

 

 

まあ、その当時アップル社の勢いがとまらなくて、その商品や経営を研究しているうちに「引き算経営」こそが成功のカギだな、って仮説をたてていたんです。

日本は、むしろ逆ですよね。お客さまのためといいながら、サービスを盛る傾向がある。

スマホなどはとくに顕著で、いろんな機能が「便利ですよ」という声のもとにたくさんついているけど、現実的にすべての機能をユーザーが最大活用できていない。

そして価格も高単価になって、購買の敷居も高くなっている。

いっぽうでアップルは、引き算思考。シンプルを極めることで、リーズナブルに、そしてよりユーザーの身近なものとして商品を引き寄せてきた。過剰性が低いからこそ、逆にお客さんのニーズをつかみ、ヒットをとばし収益を伸ばしている。

この点に着目し、シンプルこそすごいこと!といった企画をあたためていて、その結晶が『1分で頭のなかを片づける技術』(あさ出版)

 

経営者向けの本だと、マスもとりづらいことはわかっていたので、マス(大衆・個人)向けを意識して出版企画書を書いていて、それが実になった。ちなみにタイトルは、自分で考えたものがそのまま採用されました。

 

 

―――えー!すごい。普通タイトルは出版社で決めたりすることも多いですからね。でも本が売れたからよかったじゃないですか。

 

 

いやいや、これがいわゆる落とし穴で…。

 

自分のビジネスと、本の内容に「統一感」は圧倒的に欠けているわけです。

 

私のビジネスはあくまでも法人向け。でも本は「個人向け」。本はBtoCのモデルだから当然といえばそうなんですけど…。

ぶっちゃけ、自分のビジネスに直結はしないから、売れた本だしてても「違うよなあ」って思いはモンモンとあったんです。

これだと、完全に「本を出す」が目標になってて…。つまり「3%もっていた著者として活動する憧れ」だけかなっているという状況でした。

それはそれで良いのだけど、やっぱり自分のビジネスや生き方の方向性との整合性がいまひとつとれていないのはムズムズしていました…。

仕事・生き方・出版のパーツが自分のなかでどんどんバラバラになっていく。

これに悩んでいたんですよね。

 

でも、そうこうしているうちに、他の出版社の編集者ともお付き合いがはじまり…。

本はそれなりに売れているし、仕事もそれなりにやれている。

本を出したり、ちょっと売れると、周りの評価があがってしまうので、「天狗」状態になってしまってて…。

だから編集者に対しても強気で、「〜な本だせば面白いよね!」と「語っちゃう」わけです。私は、伝えることやアピールすることがとにかく得意なんで、それに編集者をまきこんでしまって…。

それでも、2014年ころはまだ出版も盛り上がっていた時でもあったので、編集者と「勢い」で話がまとまったりして、3冊ほど「自己啓発書」をだしたりしていきます。

でも、ちょっと…おもうように売れていません。

モンモンとしていたのに、そういう時にかぎって、なぜかモンモンの空気に拍車がかかる。

とりあえず、3冊だしたけど、やっぱりモンモンは解消されず、いっそう「闇にはいっていく」んですよね…。

 

 

もがきながら進むなかで、ようやく見えた一つの答え。

 

―――あらら!!正直、勢いで出版ができたって、もう今の時代ではまったく考えられないですが、そんなおおらかな時代もありましたよね(笑。

 

 

自己啓発書をだせたものの…販促が難しいから、あらためてこうおもいましたね。

自己啓発書は何を語るか、ではなく「誰が語るか」が大事!ってことが。

後になってようやく気づいたんですけどね…(汗。

そんなことをしていると、仕事もうまくいかなくなってきました。リーマンショックの影響も重なり、仕事も出版もダメージが大きい状態へ。

だからこそ、あらためて「出版」を学びなおしました。

大手の出版社にいて、プロデューサーとして活動していた男性の出版サロンへはいって、出版について、インプットしなおしました。

でもそれを行っているうちに、また新しく編集者からオファーはかかってくるんです。

うまくいかないなりにも、マインドセットを設定しなおし、行動していると、世の中に見捨てられることはないんだな、と感謝しました。

数社の編集者との付き合いや食事に行ったりしていくなかで、ようやく自分が何を出版にもとめているか、世の中が自分に何を求めているのか、仕事と出版に対する向き合い方とかスタンスが整理されてくるようになったんです。

 

そこで確立されたのが「思考の整理家」ですね。

 

もちろん自著のなかで一番売れている『1分で頭のなかを片づける技術』が、大きなヒントを与えてはくれたのですが、それが固まってきたのは8冊目をだす段階でした。

 

出版迷子状態がえんえんと続いていたのですが、ここにきてちょっと整ってきたのはよかったです。

 

 

――――ほんと「紆余曲折」「出版迷子」という言葉が的を得てますね!!でも、ご自身の仕事と人生と出版の整合性がとれはじめたのは、よかったですね。ほんと出版は、著者の仕事・生き方・本の統一性がとれれば取れるほど、うまくいくことが多いですからね。

 

そのとおりです。自分はブランディングとかも真剣に考えられていなかったな…というのが過去の反省点です。

どこかで、安易にみていたところもあったしね。

でも、こういったモンモンや「出版迷子」を経験するなかで、もうひとつ確信したというか見えてきたことがありました。

 

それが、自分が本を書くのは「97%をしめるビジネスのため」というより、「3%の単純に本を書きたい!という欲求」のためなのだ、ということ。

 

だから、自分の場合は仕事と本はおもいきって「切り分ける」ことがキーだ、ってことに気づいたんです。

私が本を書くのは、ただ「書くということが、そこにあるから」。

ビジネスに直結するから、というより「ひとりの著者として活動する」ということが大切なんだ、と腑に落ちたです。

 

―――なるほど!それもユニークな気づきですね。ビジネス書の世界だと、だいたいがビジネス目的を意識する人がおおいけど、鈴木さんの場合は、たんに「著者として本を書く」という実にシンプルな行動が用意されていたんですね。

 

 

そうなんです。

だから、本を書くことは自分のビジネスがどうとか、ブランディングがこうとかではなくて、、、完璧に「ライフワーク」になっているし、そう「なった」んです。

 

私はワークには2つあるとおもいます。

それが「ライスワーク」と「ライフワーク」です。

 

ライスワークは、その名のとおり「食うための仕事」。

でもライフワークって違いますよね。食うためというよりも、もっと自由なところというか…ステージが別にある。

そして、その名のとおり「一生をかけてやっていく」というものでもある。

稼ぎとかビジネスとか関係なくシンプルに「著者として本を書いて、お役にたっていく」という行動が自分のなかにあったし、それが与えられたから…もうありのまま受けとめた!という事実です。

だから自分にとって、出版は「ライフ」のなかにある。仕事という利害をこえたところにある、といってもいいかもしれません。

 

 

―――それって、ある意味「持って生まれた役割」みたいなところがあるんでしょうかね。意識することなく、「本を書くために存在しているのが、鈴木進介」ということでしょうか。でも本を書きたい!出したい!と思う人にとっては、とても憧れの位置にいると思いますよ。しかし「出版迷子」を経験したからこそ、辿り着いた答えだったんですね。

 

 

そうかもしれませんね。

だから今後も、ライフワークとして著者活動を行っていきます。

出版の頻度は下がっても問題ないと思っていて・・・。

いいものをしっかり書いてつくっていきたい。

既刊は、年2作のペースなところもあったのですが、これからは1冊書いたら、次は3年後にだす、くらいでもいいと考えています。

ライフワークだからこそ、本当に読者のためになる本を練りこんで書いて提供していきたいですね。

 

 

――――ありがとうございます!最後に出版を目指す方に応援のメッセージをお願いいたします。

 

 

はい。

まず繰り返しますが、本業をおろそかにしないこと、です。経営者なら、経営をしっかりやって事業の売り上げ・会社としての売り上げ、その活動をきちんと行い基本的な社会的信用を得る存在にはなること。

それなしで出版を考えて・行動しても空回りだけなので。

なお、手っ取り早く稼ぎたいのであれば、本を出すことはいったん諦める。出版は今では「集客」に直結しにくいと、私は考えます。

読者の反応をダイレクトに掴むのも難しい世界です。

でも、社会的信頼は確実に高まります。

だから活用の仕方を間違えないことでしょう。

今は、SNSがあります。手っ取り早く稼ぎたいなら、そういうところで発信したり、広告まわしたっていいわけで。とにかく、本を出せば稼げる、の時代ではなくなってきているので、意識改革は必要ですね。

 

そして、本屋に自分の本があれば「すごい」となるから、、、自己満足に陥りやすくもなる。あえていいますが「自己満足は2〜3週間の賞味期限!!」ですよ。

本屋さんに永久に置かれるわけではないです。本屋でも「本同士の競争」があるわけですから、心しておいてほしいですね。

 

そして、自分がいざ出版すると、様々なオーラを持った人が取り巻いてきます。

「出版社紹介してください」「印税入って儲かってていいですね」「どうやって本をだしたんですか」という質問攻めにもあいやすくなる。

むろん、嫉妬する人もでてきますよ。

「まわりの反応が一番面倒」でもあるので、それにへたに引き込まれないよう、メンタルを強くするのも大事でしょうね。

 

そして、これも大切ですが、「自分で動く」です。

「いつか出版したい」「本を書くことができたら…」「本をかきたいな」…こういった口癖を持つ人は要注意です。

絶対に出版できないマインドですから。

出版すると決める、そして行動が大事ですよね。

セミナーいったり、渡邉さんのようなコンサルさんに相談してみるのもいい。

とにかく、出版のことをよく知っている人や、専門業の人たち、そういう人や情報が集まる場へ積極的に足を運びましょう。

 

最後に、「これくらいわかっているでしょ」みたいなスタンスで編集者に話したり・伝えたりするのも注意が必要です。編集者は本の世界ではプロだけど、専門知識をすべて習得しているわけではないです。

むしろ、その専門を語るのが「著者」の仕事なんですから

だから「専門の知識やメソッドをわかりやすく・明確に伝える」技術が求められる。あと編集者のアドバイスを素直にうけとめられる「器量」もいりますよね。男性はとくに要注意です。どうしても、自負が強くて、アドバイスに対して反抗してしまうこともあるから。読者の代表が編集者です。だから、編集者に対しては適切な距離感を著者のほうからもとっていくことが大切ですね。

 

 

―――ありがとうございました!

 

本当に赤裸々に、ありのままをアウトプットしていただいた鈴木さん。
こういった裏表のない人格だからこそ、編集者もこぞってオファーをかけたくなるのでしょうね。
今後のご活躍にも期待したいと思います!

なお、鈴木さんのご著書は下記のホームページにひとまとまりになっているので、ぜひ閲覧して興味ある本があればご購入してみてくださいね!

【鈴木進介 著書一覧ページ】
https://www.suzukishinsuke.com/book/index.html

==あらためてプロフィールです!========
鈴木 進介
“思考の整理家”

株式会社コンパス代表取締役。「思考の整理」を切り口とした人材教育やコンサルティングまたは講演、執筆で「シンプル思考」の大切さを説いている。
これまで11冊を上梓。

(個人向けサイト)https://www.suzukishinsuke.com/
(法人向けサイト)https://www.compas.co.jp/
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