著者VOICE

【出版のための実績はメイキングできる!】紀村奈緒美さんインタビュー

こんにちは。
編集プロデューサーの渡邉理香です。

 

 

今日の「著者VOICE」は、『貧困40代シングルマザーが金持ち母さんになれました。』(ぱる出版)の著者であり、投資家・著者・マネーコンサルタントとして活動する紀村奈緒美さんのインタビューです。

出版だけにとどまらず、「これはビジネスにも十分通じる!」という貴重なお話もシェアいただけましたので、さっそくお伝えいたします。

インタビューは紀村さんがオーナーとなっている、素敵な築地のセミナールームで行わせていただきました!

 

本の力ってすごい!って身にしみてわかった

 

――本日はよろしくお願いいたします!さっそくなのですが、出版の経緯について教えてください。

 

私は2017年の年始から「今年は出版とラジオでメディア活動していくぞ!」って決めました。
で、これって突然ひらめいて出版への活動を開始したわけではなくて、実は過去に出版した経験もあるので「本ってすごい影響力あるものだ」とすでに知っていたことも関係します。

 

――え!?紀村さんは過去に御出版経験があるのですか!?

 

はい。30歳のときに。著書を1冊・共著を2冊だしました。
そのときは今とはぜんぜん違うビジネスを行っていたので、出した本も著者名もテーマも異なるものだったのですけど。インターネット関連の実用書でしたね。

30歳でまだ若いときですから、自分のビジネスにまつわる「本をだしませんか?」と編集者の方から声をかけられたら、もうまいあがって(笑。
とても嬉しかったですね。

でもウキウキ気分のところで、本をだしてみて改めて実感することがありました。

 

 

―――それはなんですか?

 

本ってすごいなあ!ってことです。
本を出すって、やっぱりぜんぜん違うんだな…って思いでした。


なにが違うかというと、一般の人からの信頼度の高さが圧倒的なんです。

 

インターネットやSNSをやっていない人でも、私を知ってくれて、私のビジネスを知ってくれて…そしてわざわざ検索して、サイトをみて、セミナーや講座・コンサルにお越しいただける。この事実は本当にすごいことです。

かつ自分が考えていることが本に「まとまる」んですよ。
これも素晴らしいことですね
読んでくれた人から「わかりやすい」「勉強になる」という意見もいただけたし、本当に嬉しかったですね。

 

そして「ステータスの上昇」もありましたね。
格があがるというか・・・。本をだしたことで、いろんないいことがありました。
年収もあがったし。顔も広くなるし・・・。
そんな「かつての経験」があったので、もう絶対だずぞ!っておもいましたね。

 

 

――すでに出版を経験していると、そのメリットもわかってらっしゃるから、どんどん突き進んでいったわけですね。

 

そうですね。
でも、こうみえて実はわたし、あんまり人前に出るのは苦手なんです。

 

 

――え!? そんなふうにみえませんけど(笑!!

 

そうですか!?(笑
でも・・・意外と本を書く人は私みたいなタイプ、多いのではないでしょうかね・・・。
引っ込んでていいなら引っ込んでおきたい・・・という方(笑。

 

でも、一方で次のような思いもありますね。
自分のことを知ってもらったり、自分のビジネスを広くたくさんの人にしってもらう。その結果「ありがとうございます!」といっていただける人を増やしていけるのであれば、とても素晴らしいこと。

 

その意味でも出版は「お得である」ことは間違いないです。
だから、やると決めたらメディア露出の活動はガッと一気にやったほうがいいと思いますね!

「ギャップ」が出版の決め手になった!?

 

――にしても、今回の出版の「決め手」はどういった部分だったのですか?

 

「ギャップ」ですね。

わたしはシングルマザーで、サラリーマンで時給690円だったのに、いまは生きるのに困らない資産を構築することができています。

その「ギャップ」が編集の担当さんの心を射抜いたようです。

まあ、当たり前・普通レベルだと…世の中にインパクトは与えられないですよね。

やっぱり振り幅というか、ギャップの大きさを経験したことがよかったのではないかと思います。

 

そうそう!ちなみにわたしは不動産の運用も行っていますが。人脈を通じて不動産関連の本を出すことも場合によっては可能でした。

そういう本を出せる出版社と知り合いの経営者さんがいらして、紹介もしてくれそうでしたから…。

でもわたしは不動産の本は出そうと思わなかったのですよね。

 

 

――うーん、何かそれはわかるような気がします。読者ターゲットが限られそうですよね?

 

そう。不動産の本はマーケットが小さい。だから認知度が狭くなってしまう。

たくさん本もでていますし。

わたしは現在の仕事を行うにあたって、一般の普通の人(サラリーマン)を対象にしています。

普通の人が長い人生をおくるにあたって、将来のこと・お金の不安・資産形成・・・といった・・・お金まわり全般について考えたい。お金とうまくつきあっていきたい。投資っていうけど、本当はどうなんだろう?むずかしいのでは?という…一般の人のお金のお悩みを解決していく活動を行っているので、不動産投資本をだすのは、いまの仕事の方向性とちょっと…違うなあと思いました。

 

 

―――なるほど!でもそれは正解だと思います。現に、本当に紀村さんがお伝えしたいことがしっかり伝えられているわけですからね。不動産のことだけでない「お金全般」に関わる本って結構売れ筋も多いですしね。

 

ですよね。でも、経済系の本だと専門性が高すぎるし、小難しい本になりやすい。

経済評論家でもアナリストなんかとも、ちょっと違う。

まあ、あえてお伝えしたいことですが…私もそれなりに普通に働いて普通に日々を生活している一女性です。かつては会社に勤めてもいました。だからこそ、お勤めの方や家庭の主婦の方たちにむけた、わかりやすく、未来をイメージできてお役にたてるお金まわりの本を書くのが一番だとおもったわけです。

 

実績とネタは「つくりこめる」!

 

―――わあ!すばらしいですね。やはり著者になられる人は視点が高くて広いように思います。ちなみに、この『貧困シングルマザーが金持ち母さんになれました。』は出版社サイドでタイトルをつけたかと思うのですが・・・。「金持ち母さん」という言葉すごくインパクトがある!!
でもこういった思い切った言葉を使うためには、やはり著者である紀村さんのステイタスが「金持ち母さん」であることが大事ですよね?

つまり、実績がきちんと備わっているということの証だと思います。
そこでお聞きしますが、出版するうえでの「実績」ってどのように思われますか?

 

 

さすがに商業本にするくらいなのに、世の中の人にあたえる強い実績がないと、本にするほどのレベルではないな、、って私は思います。

でもなかには「実績ないし・・」と言って諦める人もいるにはいますよね。

実績って自然に身につくものではなくて「貪欲に作り出す・つくりこむ」「生み出す」ことがぜんぜんできるわけで…。

すばらしいことをしていたとしても、客観的な実験、あるいは実証データがやっぱり必要ですし…。

本を出したいと思うのは「何かある」。自分がもっているノウハウ・スキルは世の中に役立つはず!とおもっているから。
その気持ちは…私も著者なので、理解できます。

大事なのはそれを「客観的に立証」するものを作るのこと。それが、著者を目指す人の役目だとも考えています。

誰がどうみても「わかりやすい実績」は、出版もそうですが、ビジネスにも確実によい方向へとつながってくるので、自分にとってたいへんお得なことでもあるのですよね。

 

 

――紀村さんはたしかに「わかりやすい」「数字に裏付けられた実績」をお持ちですよね。やはり数字は大事ですよね?

数字は本当にわかりやすいし、かつ公平です。だから数字で実績をアピールすることはとても重要。
そして、それ以上に感情を揺さぶってしまう実績も大切ですよね。
「え!? なにそれ!!?」みたいなものが思わず出てしまうような…。

 

――――ほほう!たしかに。

 

 

「え!? なにそれ」
「そんなこと・・・どうやってやるの?!」
「信じられないけど、実現できるんだ…!」

 

そういうインパクトを与えられるものが重要ですよね。

 

たとえばお料理を仕事にしている人で、「30分で100品つくれますよ」ていわれたら・・・「え!?はあ!? なにそれ・・・」ってなりませんか?

30分で5品とかは、、ぶっちゃけ、普通じゃないですか。

 

でも、30分で100品とか30分で1年分を作れます…だと「え!」「なにそれ!」「すごくない!?」「ありえない」「ほんとう?!」「いや・・やっぱプロだよね」ってなる。

 

あと、コミュニケーションがうまくて営業が得意な人がいるとします。

社内営業成績No. 1です!っていう人がいますが、そういう方って実は世の中にたくさんいたりする。でもその人が、渋谷の街に出て1時間で1万人とLINEアドレスを交換した、というとインパクトがありませんか?

 

さらに、その人が「コミュニケーションが苦手で・・」という別の人に自身のスキルを伝授して、3000人〜5000人と1時間でLINE交換できた、となると「え!? なにそれ」「なんでそんなにたくさんの人とLINEの交換できるわけ?」「どんなトークテクニック使ったの?」といったインパクトになりますよね。
おまけに、コミュニケーション苦手な人に「できるようになる」を与えているので、実績ともなります。

こうやって、実績ってお金がなくても、時間と体と知恵を活用して、ぜんぜん簡単につくりこめるわけなのです。

 

私はかつて特許の仕事をしていたことがありますが、特許はなにより新規性が大事。「なにそれ!?」と思える意外性も大切。それらがないとな特許承認ができない。かつ、新規性や意外性とあわせて「客観的な実験・実証データ」の証明がないと認められません。

 

また、外資・国内系の製薬メーカーに勤めていたこともあるので、薬についても同じことがいえて…。世の中にでている薬以上にすぐれている。素晴らしい効能であったり、いままでにないよい影響を人体にもたらす効果をもっている。そして、それにひもつく客観的実証・実績データがないと、世に出せません。

 

いかに新しいか、いままでにないか。そのうえで、現実化の可能性と再現性の高さがあるかどうかが…本当に重視されていて…

これって、本についても同じことがいえると思うんですよね。

 

――たしかに!似たようなことを語られて違いがよくわからなかったり、そういうお話はもう誰か別の人が言ってるよ、って企画概要を聞くことはめちゃくちゃ多いですね(笑。いままでにない新しさと現実性と再現性って、とくにビジネス・実用書は必須です!
そして、実績はつくりこむ・・すなわち「メイキングしていこうよ」ってことなんですね?

 

 

そうなんです!

実績って、なにかへたに大げさに考えがちなところありますが、「作ることができる」わけです。だから、実績は能動的に「メイキングする」という意識でビジネスであれなんであれ行動してもらったらよいのではないでしょうかね。

 

本に書くネタやコンテンツもそうです。
ネタは降ってくるものでも、ものすごく時間をかけてつくるものでもなかったりする。
インパクトあるコンテンツも、ちょっと思考を変えてみたり、少しの努力次第で「メイキングする」ことがぜんぜんできるのです。

 

片づけ関連のテーマでも「ミニマリスト」といわれると、たくさんの人がいすぎて「ああまたか」みたいになるけど、「パンツ3枚・くつした2枚だけで1年過ごせます」みたいな表現されると「えーー!?」ってなりますよね。

 

これが大切かと。

 

「面白さ」もあるといい。「パンツ3枚・くつした2枚で1年過ごせます」ってなんだかおもしろくないですか?

なにそれ、笑えるわ!変!ありえない!?ってなりませんか(笑。

究極的スキルを突き詰めた人の「オタク度」におもわず感心してしまう!ってことにもなりませんか?

 

「オタク性」「ユーモア」などもぜんぜんメイキングすることができるわけです。

 

そのためには、自分の得意なことや頑張らなくてもできること、深堀しすぎて詳しすぎ!やばい!みたいなことにとことんフォーカスして、オンリーワンな存在になっていけばいい。

 

それだけでも、実績をメイキングすることは容易になってくると思います。

 

本にするコンテンツは、「メイキングできる」ということを改めて覚えておいてもらえるといいんじゃないかな…とおもいます。

表現の仕方も切り口や視点を変えるだけで、圧倒的な差別化にもつながりますし。

 

本を書きたいなら、そういうフットワークの軽い思考をもって、行ってもらえるといいですよね。

――なるほど!「本を出すためのコンテンツをメイキングする!」って発想は面白いですね。

 

 

そうそう。

商業本になると、お世辞にも簡単で誰でもできる!とは・・・やっぱりいえません(笑。

でも、だからこそ、本を出す魅力やメリットはあまりあります

先ほどもいいましたが、認知度や信頼度は確実に高まるし、ビジネスも拡大します。

人生も本当に変わる。

あと、著者だから優遇されたり、著者だから呼ばれる特別な会合などにも出席できたりする。そういうステイタスを持てることは、とても有利にはたらきます。

 

私自身あらためて思いますが、圧倒的でユーモラス、かつ数字として表現できる実績があればあるほど、高ければ高いほど強い。

 

本にしても「あ、そういう・・・なんかすごい人なら読んでみようかな。セミナーにでもいってみようかな」って思うようになりますよね。

 

このように、自分のことをどう思わせられるかに頭をつかっていくと、意外と出版もうまく引き寄せられるようになるのではないでしょうか。

 

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圧倒的な資産構築を行うのに長けている紀村さん。
ビジネスパーソンとしての飛躍につながっているのも、こうした「思考のフットワークの軽さ」をしっかり現実のものとしているからでしょう。
著者となる人は、著者となるスタンスが整っていると私も感じていますが、それが如実に伝わって来るインタビューでした。

ありがとうございました!

 

今回ご協力いただいた、紀村さんの著書はこちら!
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ホームページはこちらです!
https://kinaomi.work/

 

 

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