出版の基本

専門知識をいかに専門でない人に伝えて理解してもらえるかが、キモになってくる。

編集プロデューサーの渡邉理香です。

 

 

経営者や独立してビジネスをなされる方って、往々にして「専門家」ですよね、だから「専門知識」は人より圧倒的にもっているという前提だとして…。

 

しかし、その専門知識をどのように「専門的でない」人にわかりやすく的確に・オリジナリティをもって伝えるか、というのが重要なわけです。
とくに出版を考えられる方々って、専門家であるからこそ専門家ではない人へリーチするうえでの「落とし所」「接点」をどう作るか…がキモになってくると思います。
あなたは「知っている」「わかっている」ことでも、他の人は「知らない」。
だから「これくらい、みんな知ってくれているだろう」的な感覚で発信するのは、ちょっと危険かも。

 

 

あなたの専門知識を、すすんで知ろうとはみんな思わないわけです。
特に日本は完全に「受信度の高い民族」。
あらゆる情報を”受信(受け身)”することに慣れきってしまっています。
だからこそ、余計に「関係ないものは見ざる・聞かざる!」になりやすい。
ローマ帝国時代の英雄ユリウス・カエサルの言葉通り「人はみたいものしか、見てない」ってことなんですよ。

専門家が専門家を相手にするのならまた別のはなしですが、ほとんどのビジネスは、専門家相手ではないことが多い。
だからこそ、専門家でない人にいかに「興味をもってもらうか」「あ、それ知りたいな」「なんか興味をそそられそう」という発信の「切り口」を見つける事がめっちゃ肝要なんじゃないかな、って思います。

その意味では、掛け合わせが有効かと。

 

自分の専門知識×世の一般の人が「気になっている」「興味を潜在的にもっている事象」…の組み合わせでアウトプットすると、専門知識に免疫がない人でも振り向いて見て・読んでもらえる可能性が増えるわけで…。

 

 

本を出したい!とお考えの方なら、この感覚がすごく大切だと思います。
読者のためともいいながら、意外とホントのところ「読者視点」になっていない事がやっぱり多いと思います。
クライアントさんに本を出すわけではない。
むしろ本は、「クライアント以外の方にむけてのギフト」です。
だから、もっともっと「寄り添い」が必要だと思います。
私もコンサルティング等をしていても常々感じます。

 

本を出したい!と考えている方が「想定している読者」は、真の読者・本当のターゲットではない可能性が極めて高いってことです。
ゆえに、専門家の意見を客観的に取り入れたり、俯瞰性を高める視野をもつよう努力していくことが、良い本・良い商品を生み出すのに大切なことではないかな…って思いますね。

 

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