こんにちは。
編集プロデューサーの渡邉です。
今回はちょっとくらーくなるかもしれないお話を。。
以前にLINE@で先行配信した話題ですが、反応をいくつかいただいたので、こちらでもアップします。
本の誕生があれば、本の最期もあります。
聞いたことがあるかもしれませんね。
>品切れ重版未定
>絶版
どちらも実質的にもう本という商品として世の中に流通されなくなる(されづらくなる)。
いわば、事実上この社会から本がなくなる、ということです。
(めちゃくちゃ簡単にいうと…)
「本を出したい!」という熱い希望や夢は皆さんあるかもしれませんが、こういう「末路」も、ぜひ覚えておいてほしいとおもいます。
品切れ重版未定・絶版という状態は、早い話が「売れなくなったから」というのが現実。
よほどのベストセラーでないかぎりビジネス・実用書の世界における本の寿命は「とりあえず3年~5年」といわれています。
ビジネスや実用書のジャンルは文芸系と違い、時代や社会の変化をうけやすいこともあって「旬ではなくなるとそのお役目を終える」ということからくるもの。
こうなると、なかには
>「本をテキストとして使っていたのに」
>「本がないと営業に響く・・・」
>「私の思いがこの世から消えてなくなるなんて・・・」
といった著者のお声もたくさんもらいます。
重々わかりますが、、、、
あくまでも「商業出版」であって、自費出版ではない。
消費者のための商品であって、あなただけの「作品」ではない。
そしてなにより、本の情報が時代にあわず、古くなっている場合もあります。
どうしても延命したいのであれば、
1)他社で内容を改訂・刷新して復刊をねらう
2)オンデマンドサービスを利用する
3)別途自分で自主制作する
などで対応するのが一般的&現実的です。
出版社はあなたの本の在庫を永久にもってくれて、なくなったら刷ってくれる無償サービス&奉仕会社ではないんですよね。
ここでも「出版はビジネスである」ということが如実にお分かりいただけるでしょう。
だからこそ、、、
「売れる本」
多くの読者(消費者)に求められる本
多くの読者のニーズに応え、役立つ本
というものをきちんと作らないといけません。
では、
そういう本はどんな本なのか。
どういう内容にすればよいのか。
どんなことを書けばよいのか。
本を出したい!と思うあなたも、それを主体的かつ現実的に考えてみてください。
編集者のアドバイスや意見を「待つ」のではなく、あなた自身も本の世界を知って学んで、マーケティングしてみてください。
攻めの姿勢が著者にも必要です。
それをもって編集者と話すことが「よい著者」「よい書き手」だとおもいます。
少しシビアかつリアルな話ですが、こういったこともぜひ心に留め置いて出版活動を行って欲しいというのが現場からの本音の声ですね。
よろしくおねがいいたします。
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