書籍編集者・プロデューサーの渡邉理香です。
今回質問をいただいたので、それに対するお答えを。
「1冊目を出版する前から、2冊目3冊目を視野にいれて企画を考えたほうがいいですか?」
「1冊目を考えるのとあわせて、2冊目〜3冊目のことも考えたほうがいいですか?」
こういった質問が時々よせられるし、話題にものぼったりしますが…。
私からいわせれば、、、
「そういったことは考える必要はないですね」
です。
1冊目が出たからといって、順調に2冊目・3冊目が出せるわけでもなかったりします。
2冊目・3冊目を「容易に出すため」には、1冊目がとにかくヒット作やベストセラーにならないといけない。
売れないと次を続けるのに、苦労しやすいです。
だからまずは、1冊目をきちんと作って、全力で売る!増刷をどんどんかける!ということが大事ですね。
商業出版は、1冊目だろうが2冊目・3冊目だろうが、基本は「出版社が出したいから、出す」です。
そして「売れている本」「売れる本を書いてくれる著者」とお付き合いしたい。
だから、あなたがしないといけないことは、出す前から未来のことを考えるのではなく、まずは目のまえにやるべきことを丁寧に行っていくこと。
とてもシンプルで基本的なことですが、これが最高の結果を生み出していきます。
1冊目を出すのであれば、1冊目に全力を注ぐ。
みずらかのスキルやノウハウ、ハウツーを「ぜんぶアウトプットする」が大事。
そう、ここで「次の本で書きたいから」とかいって、もっているものを出し惜しみしていてはNGです。
全部出す。がとても重要。
まさに「1冊入魂」です。
1冊の本を執筆したり、制作するにあたって「次はない」「ここに全力投球!」な気持ちで取り組むことが一番大事です。
実際、そうやって全力をだしきっても、また次の本のネタって、、、どんどんあふれてくるんですよ。
かつ売れたら、出版社から自然と執筆や出版企画のオファーがやってきます。
だから心配はいらない。
書くネタが途切れることってないですから(笑。
とにかく、まずは処女作!というのであれば、それを実現させるために、きっちり「企画書」を仕上げる。
ブログをはじめとしたSNSでしっかり発信していって、ファンを獲得する。
ビジネスを成長させて売れっ子の経営者になておく。
売れる本のコンテンツを醸成させる。発信を強める。
やれることは、ありあまるほどありますよ!
1冊目も出さないうちから、2冊目・3冊目を考えなくていいです。
ひとつひとつ、目の前のことを丁寧に、それでいて情熱的に出版への道を突き進むことが大事ですね。
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