出版の基本

本を出したいと思ったらやっておきたいこと。

書籍編集者・プロデューサーの
渡邉理香です。

 

出版したい!と考えた時、より良い出版を行うために考えておきたい3つの点についてお伝えいたします。

 

1;出版に関わる情報を多量に集めて、現状に向きあおう

 

当然といえば当然かもしれませんが「業界調査」は必ず行うべきだと思います。

 

とくに出版の場合に多いのが、「出版したいと考えている人がもっているイメージが、現実の出版業界の実情と乖離している」点です。

 

ようは、自分で勝手に「出版って〜なもんだろう」というイメージを作り上げている、ということです。

 

 

>出版の世界ではそもそもまかり通っていない事実。

>昔はそういうこともあったが、今はもうそんな現実はない、という事象。

>ドラマや小説の誇張表現を真に受けすぎて、本質的な出版界の実情とかけ離れた情報を信じている状態。

 

・・・・・・これらを、保持しつづけ、現実レベルで出版ができる道筋を知りもせず出版活動を行ったり、あるいは出版の活動に二の足を踏む人が続出している、というのがあると思います。

 

たとえば、今の出版界では「アイデアがいいから」「本のネタとして面白いから」「なんか著者として良さそうだから」だけで商業出版が実現することは…ありえません

 

綿密な企画構築と販促プラン、著者ステイタスがうまく組み合わせられないと、難しいですし、出版社における企画通過も難しい時代です。

 

 

にも関わらず、、、

 

>本のアイデアやネタがよければ出版が「あわよくば」できるのではないか。

 

>編集者にうまく認められれば、出版できるのではないか。

 

 

と信じている人がまだまだ大多数です。

 

しかし、そうではありません…。

 

2020年現在の「出版業界の実情」「出版するために行うこと」を正しくインプットかつ本質的な情報をゲットするために、「業界調査」を含めアンテナをはったり自らどんどん行動して出版に関わる情報を収集しておくことが大事だと思います。

 

2:ヒットコンテンツを作っておく

起業家や経営者の方において大事なことでもありますが「本」はコンテンツビジネスであり、コンテンツこそが勝負になってきます。

 

 

あなたのビジネスや業務のなかで、多くの人に購入されたり、支持されたりした代表的なノウハウやスキルなどがあれば、本にはしやすかったりします。

 

しかし、意外とこれが作れていない人が多いです。

 

企画は「一言」という本があります。これはテレビ業界で活躍していた人が書いた本なのですが、

 

まさに「本書の内容と、読者へのベネフィット」を「ひと言」で語れるよう「コンテンツを構築」していくことが大切です。

 

最短で商業出版を実現したいのであれば、「ひと言」で出版企画を語れるくらい、ご自身の商材やサービスの「売り」を整理し、それをもとに出版企画を組み立てることも大事な要素の一つです。

 

ぜひともご自身のビジネスのなかで「ヒットコンテンツ」「ひと言で売りとなっている商材」を作ったりして、何千・何万の方達から支持される・ファンとなってもらうよう「土壌つくり」を怠らないようにしておいてください。

 

3:知名度はある一定状態までは、高めておく

 

なにもない無名の自分でも、本を出せば有名になれる!本を出せば集客にこまらなくなる!とお思いのビジネスパーソンも非常に多いです。

 

しかし商業出版の著者の7割以上が「普通に生きている人間であるが、やっていることはフツーじゃない」「フツーじゃないことを成し遂げている!」です。

 

ようは、ある一定の「成果」はビジネス上であげていて、ある一定の業界内・領域内では一目おかれていたり注目されて、話題にのぼりはじめている、という方達が本を出すことでマスにリーチする、というプロセスなのです。

 

 

よって経営者として集客で苦しんでいるから、経営レベルに悩みがあるから本を出してなんとかしよう!といったような発想だと、見事に出版への道が遠のきます。

 

集客に苦戦しているという状況は、まだまだご自身の経営レベルの課題です。

 

ご自身の経営レベルの課題を解決するために商業本にすることはできません。それなら、 専門のコンサルやビジネス塾に通ったほうがもっと素早く解決するし、本でなくてもすばらしい人生と仕事の充実をはかれるでしょう。

 

本はすでにあなたが「解決」してたくさんの人に「売ったり」「伝えたり」して、「実績となった」ものを「マス」に伝播させるためのツールです。

 

それゆえに「本を出すこと」を目的にしたり、「本頼みにして」出版の活動を行うのは避けましょう。

なによりもご自身の経営の実力は高めに高めておくことが、大切だと思います。

 

本は認知度や社会的影響力は確かに高めてくれますが、やはり本を出す以前から「ビジネスレベルである一定の認知度がある」「なんか目立っている!」人や法人ほど最速で出版できるし、出版してステージがあがります。

 

経営者として「儲け」にこだわり、ビジネスの実力は高めておかないと「マス」へのリーチは難しいです。

 

それなりにフツーに稼げている、状態では編集者は振り向きません。

オリジナリティあふれるブランディングと経営の構築に力を注ぎましょう。
その努力が、ゆくゆくは「本が売れる」「ヒット作を出す」にもつながります。

 

 

編集者は経営者の”経営の実力”に必ず注目します。

 

 

あなたの志や、あなたがやりたいこと・夢以上に、あなたが世の中にどんなインパクトを現在にいたるまでに与えているかに注視します。

 

 

ビジネスレベルでのコンテンツ作り、実績の積み重ね、ビジネス上での知名度アップへの意識と行動を高く掲げて日々のビジネスの活動に邁進していってください。

 

 

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「本をだしたいと考えているが、出版の準備をどのようにしたらいいのかわからない」

「出版塾やセミナーに通ったものの、出版できない」
「企画書をおくったのものの反応がない」
「電子書籍よりもやっぱり商業出版がしたい!」
・・・などなど
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