書籍編集者・プロデューサーの渡邉理香です。
毎日のようにブログなどSNSで発信しているのに、フォロワーが伸びないとか、ビジネスにうまく繋がらない！それこそ、出版にも進んでいかない・・・ということがある場合は、もう完全に「伝え方」がまずいといえるでしょう。
もっと端的にいえば「発信内容が面白くない」「読み手の心に響いてるコンテンツとして育っていない」というのがあげられるかな、と思います。
で、こういう状況に陥りがちな人は、いろんな要因があるんですけど、ひとつ共通点はあるかな、と思いますね。
それがね、、、
「自分のこと・私の気持ちを素直にアウトプットできていない、その量が少なすぎる」
ってこと。
それは些細なことかもしれない。でもそこを「恥ずかしい」とか「そんなこと赤の他人に伝えて大丈夫なの！？」それこそ「みっともない」「変わってると思われるとやだ」「まだそんなこというレベルではないし」…といった感じで”潜在的”に考えが沈殿していると、必ずといっていいほど、ビジネスとしても伸び悩んだり、本になるようなコンテンツやネタにもならなかったりするんですよね…。
自らの生活や仕事や、身の回りにおきたこと、人生…それに関する事細かな体験談もそうだし、その体験をしてきて「何を感じたのか」「何を思ったのか」「どう考えたのか」それを表に具体的にしっかりだして、読み手とほとんどコミュニケーションをとったことがない！ってことでもあるので、とにかく「モテ」ないんです。
んで、そういう方にかぎって「テクニック」や「スキル」「ハウツー」だけでなんとかしようと思われるし、とにかく「正解だけをもとめよう」とする。
ようは、自分のわきあがる情熱とか、本当の心の動きとか、体験や経験で得た響きや心の刺さり・痛み・喜びを無視して「借りてきた知識”だけ”でコンテンツを構築しよう」とする。
そうなると「オリジナリティ」が完全になくなる。
だから、面白くない。
オリジナリティがないということは「あ、それってさー、どっかでもう聞いた話なんだけど」「そのエピソード、なんか本で書いていなかったけ」「それって、当たり前になってるスキルじゃない？」と言われたり評価されたりするわけ。
まさに「自身ならでは」の答えではなく、「誰かの答え」を自分なりの答えに置き換えて、発信しているから「うーん面白くない」「刺さらない」「普通」となる。
となると「綺麗事」になりやすいし、尖った発信にもならない。
オリジナリティあふれた、尖った発信に変えていく最短の方法は「まず、自分の気持ちを素直にさらけ出す」ことです。「その量を多くしていくこと」だと思います。
それは、いきなりSNSで発信する！でなくてもいい。それこそ伊藤宏美さんの著者『玉の輿にのれなかった崖っぷち女が年収１０００万円になった黄金の大逆転ルール』にもかいてあるように、独り言からでもいいんです。口に出して、外に出す。書いて表にだす。信頼できる家族や友人にアウトプットしていく、だけでもいいでしょう。
「自分の気持ちを外に出さずして、オリジナリティはつくれません」。
で、商業的な出版を目指す人であれば、絶対SNSなど「公的」な場で「自分を語る」ことは必須です。
だって、本はパブリックな商品ですからね。SNSという「メディア」で自分や自分のビジネスやとっておきのノウハウを語れずして、本で語る…は難しい。
別にどこかのメディアで「連載している」、あるいはセミナーや講座などで圧倒的な集客をしてて、発信しまくっている！等であれば、話はまた別だけど。
でも、ひと昔前とちがって、やっぱりSNSなくして出版はないです。SNSでテーマの市場性の高低をみる風潮が高まってきているのが今の出版業界でもあります。むろんテーマによって例外もあるけど、ほぼそう言い切っていいと思います。
で、自分のことを語るといっても、なにもあなたの住所や電話番号などプライバシーを公表しろといってるわけではない。
あなたの「心情」やあなた「自身」を語ろう！ということだけ。
なので、どんどん自分をさらけ出す、表に出す、手の内・心の内をしっかり伝える、その訓練と思って日々発信するとよいかと思います。
そのほうが、本になるコンテンツがたまりやすいですよ。
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