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出版は「実績ベース」から考える

こんにちは。
書籍編集者・プロデューサーの渡邉理香です。

 

 

 

時々「今後〜な事業をやっていきたいと思っているので、それとあわせて本を出して認知度を上げていけたら・・・」とおっしゃる起業家・経営者の方がいらっしゃいますが、順序が逆なのですよね。

先に実績をつくる。そのあとで「本」に体系化してまとめるから、価値がますます高まるというものなのです。

未来に〜したい!ことを本にはできないし、そういうのを本にまとめられたって、読み手にとっては信頼を得られない。

「え、だってこれからのことでしょ?なにも成果も結果もでていないのに、何を学べというのだ?」

てはなしなのです。

 

出版は「実績」からひもついて、企画が立てられます
未来について語ることを、本にはできづらい。

まあ、社会的に知名度もたかく、その個性がすでに日本全国に認められている評論家などが「日本の未来予想図」を語るのであれば、別だけど、それもきちんとした「実証(客観)データ」があってこそ伝えられるというもの。
まだなにもおこっていない未来のことを書かれても、「あ、そうですか。じゃあ勝手にやってください」てな感想なのですよね。

ビジネス書や実用書は「学び」がないといけないし、その学びの提供は実際に著者が発信やサービスという形でアウトプットして、「反応」がどれほど高く・多くあったかを効果・検証したのちに、出せるものです。

まだ「おこってもない未来」「全然出してもない結果」、もうちょっと厳しめな言い方をすれば「よくわからない、まがい物」を本にすることはできません。

本はあなたの広告ではないです

そう、以上のような考え方をされる人は本を広告だと思っていらっしゃる潜在意識が働いていると思います。
そして、本は「広告物」であってはならない商品です。
不況だなんだと言われても…、本は「社会公器要素が強い商品」です。
だからこそ、問われるのは「著者のビジネス実績」だったりするし、広くディープな経験でもあるし、あとなによりも「読者がいるかどうか」「ファンがついているかどうか」も令和時代の出版では本当に大切。
読者が日本の出版市場にいないと、そもそも本にする意味がない。
バニラアイスは要らないのに、バニラアイス美味しいから買ってよ!!って売りつけたり・売り込んでいるようなものですよね…。

今多くの起業家・経営者が気軽に本をだしているようにみえますが、やっぱり著者としてしっかり活動している人は、さまざまな意味で腹括っていると思います。
地にあしがついているというか、現実的というか。

あ、この人はしっかりビジネスやっているな、本はまだだったけど、SNSやweb広告を駆使してご自身なりにある一定の地位を・実績をつくっているな。だから本にできるな。
本にするべく並走しますよ!…って私もそうだし、編集者も言いたいわけなのです。

本で実績をつくるのではなく、実績があるから本を出してさらなる認知拡大で、ビジネス&社会貢献!みたいなイメージをもっていただく方が、はるかに出版実現しやすいですよ。

 

 

 

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