出版の基本

読者ターゲットを狭めない意識が商業本では大事

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+ビジネスコンサルタントの渡邊です。

ビジネス・実用書の出版を目指すにあたり、とても大事な考え方があります。

それが、、

 

>あなたの本で誰のどんな悩みを解決できるの?

 

この質問に瞬時に、明確に答えられるでしょうか?

もし即座に答えられるようであれば、商業本の著者として活躍できやすいです。

加えて「誰の」の部分=”ターゲット層”が広ければ広いほど、売れる本が作れやすく、出版も決まりやすいです。

「誰の」の部分が狭いと「目的買い」の本になりやすい。広く売れづらい本になり、商業本のビジネスとしては成り立ちにくい。

よって出版社(出版社の編集者)が敬遠してしまいますし、持ち込める出版社の数も少なくなります。

もちろんそういうコンテンツがウェルカムな出版社もあるけど、昔に比べて受け入れ体制は少なくなってるなあ・・・という思いが大きいです。

 

敬遠しやすいということは、本にはなりづらい=出版へのハードルが俄然高くなる、ってことなのですよね。

 

誰が読むの?

誰のなんの悩みを解決するの?

 

それを問うたとき「狭隘な読者ターゲット」になってる場合は、注意が必要。

なお「狭隘」の部分における代表的なものは

・経営者層

です。

最近とみに感じることがあります。
どちらかとえいえば男性の出版希望&相談者さんが、この傾向に当たりやすいのです。

 

なぜか。

経営者や法人向けにビジネスやってる人が多いから、、なのですよね。

 

絞ったターゲット&高単価ビジネスをやっているから、ビジネスターゲットが「絞られている」んだろうなーって。 

 

でもビジネス・実用書の本来のターゲットは・・・出版サイドから言わせれば

・一般の人たち

です。

要は、、

大衆

です。

この広い観点が外れているケースが多様に見受けられるかな、って思うことが多いですね。

あと男性ほど

・ジャーナリスティック(評論者)になりやすい

傾向もあるかも。

そういう本って、新聞社系の出版部、一部の専門出版社でしか取り扱えないコンテンツ。

ビジネス・実用書の出版社だと難しい場合が多いです。

基本「ハウツー本」ですからね。
ビジネス書って。

→ノウハウばっかでしょ
→自己啓発でしょ

そう揶揄&マウントする人も多いけど、そのコンテンツだから「売れる」し需要が高いのです。

こうした出版世界における”独自の市場性&購買心理”をわかっておいてください。

 

私は女性のビジネスウーマンの出版支援が得意だったりするのですが、今の時代は女性の方が割と「誰向け」の裾野が広いのと、意外に新しいコンテンツを開発・開拓してて、ユニークに感じることが多いのですよね。

 

その意味でも、女性性の強い時代を確信しやすいかなぁ、と思わずにはいられないのですが。。

 

商業出版を成幸させるカギは

>一般の人むけの「お悩み解決」

>いかに面白いか、ユニークなコンテンツであるか

>読ませて動かせ、結果を出させるよう促せるか

ですね。

参考になれば幸いです。

 

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