出版マインド

人の本を批評している場合ではないです。

書籍編集者・プロデューサーの
渡邉理香です。

これを「やっちゃうと」、
「あー出版できないなあ〜」
てことになります。

それは何かというと

人の本をやたら批判したり、
それに類する言葉を思わず
連発したりする、という行為です。

私も様々なステイタスをもった
「出版したい!人」に出会ってきましたが、
まあご他聞にもれずそういう発言をしてしまう方
ほど著者になれることはないのかな、って思います。

著者として活動する人は、
そんな「他人軸」ではないんです。

「競合として他書を調査する」は全然ありですが、

「〜の本はくだらない」とか
「あの本に書いてあることは違うし、
あれはダメだ」
「なんか・・・
変な本いっぱいありますよね」
「あんなのでは、解決にならない。
あんな本がでてるなんて・・・」

みたいな発言をする方・・・
わりといらっしゃるんですよ。

それも無意識に口をついて
でていることが大半なので、
「うーん、それってどうなのなかな」
って思っちゃうこと多数。

そういうのを聞くにつれ、
おもわずこう問いたくります。

「なるほど、ではあなたはそんな
著者や本に負けない、
超完璧ですばらしく、
絶対ベストセラーになる
売れる本を書けるってわけですかね」

「へー。じゃあ、
そんな本を凌駕するコンテンツ
をぜひアウトプットしてくださいよ。
超絶!期待しています」

と。

こちらも「人が悪くなる」ワケです。
(イヤになっちゃいます)

まあ、もうちょっとオブラートに
つつんだ形で逆問いかけするコトも
ありますが、
でもそれをすればしたで、
おおかた「いやあ〜」とか
「うーん、そうですね・・・」と途端に
尻込みや逡巡的言動をし始める・・・。
これも多数!!

でね。

結局そんな感じで他書や
他の著者を批判したり、
論評したり、
ダメだし発言したって
なーーにも始まらない、
ってコトです。
 

こういう発言をされる方は、
まだ全然著者としてのマインド
にはいっておらず完璧な
「消費者マインド」です。

著者マインドになっている人は、
まあ余計なことは考えていないし、
「あの本は良かった」と
リスペクトこそすれ
他の本を蹴落としたり貶したりする
発言はほぼないんですよね。
いえ、本当に・・・。

あとは「まあ、そういう本もありますが、
私はその本の内容と〜の部分が違っていて
・・・新たに◯◯という点でサービスをやって
実績としてあるので、そこを主要ポイントと
して企画をたてたいわけです」

・・・と「(類書や類著者との)違い」
や「自らのオリジナルの切り口」
を冷静に考えてお伝えになられるだけ。
いやマジで・・・。。

いかに自分と読者との
関係性にのみフォーカスしているか、
自らの発信(ビジネス)と社会(顧客)と
どうコミュニケーションを
とっているかのみに意識が
集中しているとひしひし感じますね。
 
 

他人軸状態なのって、
発言や仕草ですぐに編集者は見抜きます。

何万人と著者候補に当たる人と
会ってきているし
何百・何千と著者を担当している
ので、めちゃくちゃ人にあってきて
いる。それが編集者でもあるので
ファイリングされているんです。

著者ってそういう意味でも
「人間力」が完璧に問われてくるとも
思いますね。

文章がうまいからとか、
稼いでいる経営者だからとか、
頑張っているからとかで
商業出版できるわけでは・・・

ないですが・・・。

やっぱりビジネスやメンタル・
生き方を含めた学びを深め、
アウトプットとコミュニケーションを
繰り返しいかに「人間力」
を研磨しているか…、
につきるのではないかな、と考えています。

商業出版はご自身のビジネスツール
「のためだけの本を出すこと」ではないです。
(それだと電子やオンデマンドで十分です)
少なくとも「世のため人のため」、
有益な情報を伝播させ、
良い方向へ導くリーダーと
なることが一つの要素にはなります。

繰り返しますが
「本を出す」ではなく
「著者としてどう社会的or
オピニオンなリーダーになっていくか」
を整えて活動を行うほうが
極めて成功しやすいです。

なにか参考になれば幸いです。

 

 

 

 

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