元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+コンサルタントの渡邉です。
ビジネス書や実用書の商業出版を考えるのって、起業家や経営者の人が圧倒的だと思います。この場合、商業出版を考える上で、
「自分がうまくいったビジネスのコンテンツ」を本のネタにする」
というのが手っ取り早いです。
が。一つ落とし穴が。
うまくいってるあなたのビジネスのコンテンツや手法&ネタは、往々にして
「他の人も似たことをすでにやっている事が多い」です。
結局は「他人のハウツーを借りて上手くいってるよね」ってなりやすいです。
つまり起業塾やらマーケコンサルなんかを起業家・経営者は受講してるケースが圧倒的なので、その9割は他人のコンテンツを借りて上手くいってる、、という論理です。
だから意外と
・「あなたらしさ」がない、
・自分らしさが発見できていない、
・他者や競合との「違い」に気づいていない
ケースが多かったりします。
そうなると「差別化」できず商品としての本にしづらいです。
もちろん中には、他人のノウハウは学んで身につけたけど、やる中で「自分独自」のハウツーを見出し、イノベートできている人もいます。
これすなわち「ビジネスブランディング」「セルフブランディング」がそれなりに確立できている、、ということでもあります。
この場合は、そのままビジネスノウハウを出版のコンテンツに生かすことができるけど、意外と希少なのですよね。。。
特に最近増えている”女性起業家”で起業やマーケティングを教えていたり、マインドやスピカウンセラー、コーチング、美容やサロン系のサービスを売っている人多いけど、みんながみんなそのノウハウを「そのまま本にすること」ってわりにできてないんですよ。
だって、他にも似たような人いっぱいいるので。
だから「独自の切り口」が必要だし、あなた(著者)自身は他の似たような起業家と比べて結局何が「違うわけ」ってことを編集者から問い詰められやすいです。
そこで考えたら良いのが、、
・「なんで自分は売れているのか」
・「クライアントは自分のどういうところに惹かれて受講してくれているのか」
・「他のところではなく、なぜ自分を選んで受講やコンサル導入してもらっているのか」
これらの「客観性」を細かく分析してみることです。
要は「強み潜在コンテンツ」の発掘です。
往々にしてあなたのお客様は、下記の点を意識して選んでもらっているのではと思います。
「違い」
「らしさ」
「半歩先の新しさ」
本の場合も似たところがあって、上記3つが掛け合わせられると強み潜在コンテンツは見つけられやすくなるし際立ちやすくもなります。
ただこれらは、極めて潜在的なものだったりするので、自分では気づきにくいです。
でもそういうところに目を向けてみるのも売れるビジネス書・実用書を作るカギにもなるし、編集者が「ぜひ本にしたい」といってくれる企画を立ち上げられやすくもなりますよ。
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